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災害時、自力で避難が難しい方を地域で支援する仕組みづくりをめざして |
大地震がおそってくると、街のあちこちで建物の倒壊や火災が起き、けが人や安否を確認できない方が多数出てしまうことが想定されます。 なかでも、過去の災害においてみられたように高齢者や障がい者、難病を抱える方などは、ご自身の安全を確保したり、素早い避難が難しいと考えられています。 こうしたことを受けて、練馬区では、区民防災組織、町会・自治会のご協力のもと、災害時において住民同士が支援をする仕組みづくりを目指すことになりました。それが「練馬区災害時要援護者名簿 登録制度」と「まちの防災みまもり袋」です。 この2つの制度では、高齢者や障がい者、難病を抱える方などに「練馬区災害時要援護者名簿 登録制度」への登録を呼びかける一方、区民防災組織、町会・自治会を中心とした地域の皆さんには、災害時要援護者の皆さんを地域で支援する仕組みづくり(「まちの防災みまもり袋」)をお願いしています。 このように災害時に自力で避難が難しい方の情報を区民防災組織、町会・自治会、民生・児童委員、あるいは区、警察署、消防署がふだんから共有することで、大地震がきたときには素早く適切に支援できる体制づくりをめざしています。 ※ 区民防災組織とは、防災目的のために地域住民により組織され、区に登録している住民組織です。防災会、避難拠点運営連絡会、市民消火隊などを指します。 |
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>>区民防災組織、町会・自治会と区がかわす覚書等のひながた 覚書その1 その2 / 災害時要援護者名簿受領書 |
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補
足 事 項(ねりま減災どっとこむより)
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一般に自力での避難ができない方、正確な情報を入手できない方のことを「災害時要援護者」としていますが、災害時要援護者になる可能性は、実はだれにでもあります。この制度では対象者になっていませんが、一般的には外国人や乳幼児を抱えた家族、慢性疾患を患っている方、旅行者なども、災害時要援護者の範ちゅうに含まれます。また、そうでなくてもケガをして歩けなくなったり、大変なショックを受けて精神的なダメージを負えば災害時要援護者になります。このように災害時要援護者には、きちんとした線引きはありません。 「まちの防災みまもり袋」は、災害時にご近所でお互いにどのような支援や協力ができるかを考えるきっかけになれば、といった側面も持ち合わせています。災害時にはまずご自身、ご家族の安全を確保し、ご近所やこの名簿に登録なさった皆さんの安否確認が行われることになると思いますが、どの時間帯に災害が起きるかはわかりませんので、多くの方にご自身のこととして、この活動に関わっていただけたら、と願っています。 区には、現在、さまざまな助成制度(かかる費用の一部を区が補助する制度)があります。それぞれ対象者や条件は少しずつ異なりますが、「家具の固定」の補助のほか、昭和56年以前の木造家屋にお住いの方には「耐震シェルター」や「防災ベット」(木造家屋は地震によって1階がつぶれるケースが多くみられますが、仮に家がつぶれても、シェルターやベットが安全な空間を保ちます)設置のための補助などが受けられることになっています。 <参 考> もっとも重要な地震対策 願わくば、助成がなされる条件が揃わなくても、何とか地震の一瞬の揺れに耐えられる家や部屋にしてもらいたいものです。ご自身が長く過ごす一部屋だけでも、ぜひご検討いただけたらと思います。(下に記した東京都『安価で信頼できる「耐震改修工法・装置」の選定事例一覧』(それほど価格が高くなく効果的な工法を紹介しています)を参考になさってください。)。 |
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