1995年に起きた阪神・淡路大震災で亡くなった方の死亡時間や死因からわかったことですが、亡くなった約8〜9割に及ぶ方が15分以内に亡くなっていました。つまり、ほぼ即死状態の方がほとんどだったというわけです。
わずか17秒ほどの激震が、弱い建物をつぶし、重い家具を倒したために、ほんの一瞬で多くの生命が下敷きとなって奪われました。
そうならないためのもっとも有効な備えは次の2つです。
あなたの住んでいる家は地震に強いでしょうか? 特に1981年以前に建てられた家や、1階が駐車場、店鋪だったり、長らくシロアリや腐食のチェックをしていない家などは要注意です。
また、あなたや家族が寝ているベッドや布団がある場所に、倒れてくるもの、落ちてくるものはありませんか? テレビやパソコンは水平に飛び、ピアノも踊ります。そうならないように、家具の向きを変えたり、家具を壁や天井に固定することはすぐにでもできます。
練馬区では、大地震によるこうした被害を少しでも減らす(減災)ことを目的として、地震に耐えられる家かどうかを調べる診断や、弱い家を強くするための工事を、費用面からバックアップしていく制度が始まっています。ぜひ、活用して、大地震がきても自分や家族を守れるようにしておいてください。 >>くわしくは、こちら |