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TOPページ > 練馬区の耐震診断・耐震改修工事助成制度のご紹介

 阪神・淡路大震災 ー ほんの17秒ほどでしたが強い震動が早朝におそいかかりました。瞬時に地震に弱い家を選ぶかのように壊し、すべての家具や家電製品を倒したため、多くの方が、その家や家具の下敷きとなって生命を落とされました。その8〜9割にもおよぶ方が、ほぼ即死(15分以内に死亡)とされ、死因の多くは圧死や窒息死が占めました。
 このような事実を受けて、1人でも多くの区民の皆さんの生命や財産を救うとともに、少しでも区全体での被害を減らすことを目的に、区では、次の2つの支援を開始しました。

  1. 皆さんの家が大地震に耐えられるかどうかを診断する(耐震診断)
  2. 耐えられないということがわかった場合には改修工事をほどこす(実施計画と耐震改修工事)

 その全体の流れは下図のとおりです。 >>下図を大きく

助 成 の 内 容 (【 】内は、限度額)
区 分
耐震診断
実施設計
耐震改修工事
戸建住宅 
区が無料で実施
(簡易診断)
費用の3分の2
【30万円】※1
費用の3分の2
【100万円】※5
分譲マンションなど 
費用の3分の2
【150万円】
費用の3分の2
【200万円】
費用の3分の1
【2,000万円】
民間特定建築物 ※2
費用の3分の2
【150万円】
費用の3分の2
【200万円】
費用の6分の1
【1,000万円】
公共的施設 ※3
費用の3分の2
【150万円】
費用の3分の2
【200万円】
費用の2分の1
【3,000万円】
後方医療機関など ※4
費用の3分の2
【200万円】
費用の3分の2
【450万円】
費用の2分の1
【6,000万円】
(上記に当てはまらない)
中高層など 
費用の3分の2
【100万円】
   ー
   ー

        ※1 精密耐震診断と実施設計     ※2 一定規模以上の賃貸住宅、事務所など
        ※3 私立幼稚園、保育園など     ※4 地域防災計画で位置付けられる病院など
        ※5 一定所得以下の方は、費用の5分の4【120万円】


  ※ 簡易補強工事(地震に万全とはいえないまでも、ある程度までは地震に耐えられるように建物を補強する工事)に
  対しては、耐震改修工事にのみ、50万円が助成されます。

 皆さんのご自宅はいかがですか? 大地震でも倒れない、という自信がありますか?
 区では、個別な建築物について、区民対象の耐震相談会を行っています(写真は、平成19年6月9日に本庁舎の多目的会議室で実施されたようす)。
 今年度はあと3回、8月、11月、平成20年2月に、石神井、光が丘、関町で行う予定になっています。

各種、お問い合わせ先や民間建築物の耐震改修助成はこちらから
 区都市整備部 建築課 建築安全係
電話 5984−1934 (直通)

 <参 考>

● 練馬区耐震改修促進計画(平成19年3月)(pdfファイル)
 度重なる地震による被害における家屋の耐震化の重要性から、本計画では、平成27年度(2015年度)における住宅・建築物の耐震化率を90%とすることを目標とし、その達成のために区立施設の耐震化率は100%を目指しています。また、民間建築物については、「耐震化に係る啓発」「所有者への指導・指示」「耐震改修等に対する支援」の3つの観点から総合的に取組むこととしています。
● 練馬区耐震改修助成等 資料(要綱、仕様書など)

● 耐震改修工事施工事業者の情報提供
 設計・施工業者の情報提供、紹介する制度として、区で耐震改修工事に係る講習会と考査(右の写真)を実施し、知識を有していると判断された区内事業者の一覧表を窓口とホームページ上で提供しています。

● 施工事業者向けの耐震改修工事に係る講習会
 平成19年度は5月、7月、8月と行われてきました。今後の予定については、区都市整備部 建築課 建築安全係 をご覧ください。


耐震改修工事に係る講習会と考査
(平成19年5月31日のようす)

○悪徳業者、リフォーム詐欺には十分、ご注意を!
○税減免の耐震改修証明書をもらいましょう
   >> その他の区の助成制度



  最後に、クイズをしておきましょう〜♪ (*^-^)b
 大地震にもっとも有効な備えは、どれだと思いますか?

 お友だちにも、これらのページを紹介してださいね♪
 みんなで死なないことが大切です。
    (⌒▽⌒)ノ"

< ねりま減災どっとこむからのアドバイス >

 一般に、リフォームと同時に耐震工事をすると、費用が安くすむことが多くあります。また、最近では、引っ越さなくても耐震補強ができる、安価な工法(たとえば、東京都市街地建築部の「安価で信頼できる耐震改修工法・装置の事例紹介」)も開発されてきています。飛び込み業者に頼むといったことはさけて、よく相談ができる建築士さんや業者さんを選びましょう。
 また、耐震補強工事をする際には、できれば、防火(延焼)に対しても配慮をすることをおすすめします。隣接している家が燃えた場合、炎はガラス窓から侵入してきます。網入りのガラス窓にしたり、金属製の雨戸をつけるといったことも一緒にお考えください。

 ◆ 減災どっとこむ 参考のページ
  >>家があなたの命も財産も奪います!
  >> 家具が凶器に変わります!
  >> 大地震で起きる火事の特徴

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