最寄りの消防署で行われている「普通救命講習」をご存じですか? 練馬区でも、練馬消防署で3ヶ月に1回、石神井消防署、光が丘消防署で、月に1回、講習会が開催されています。
応急手当はなにも災害だけのことではなくて、ふだんから、ケガで出血したときに止血をしたり、骨折で病院にいくまでの間の添え木といった応急手当のほか、サッカーや野球のボールが胸にあたって心肺停止状態になったり、小さなお子さんが異物を飲み込んでしまった場合など、緊急に処置をする必要な場合もあります。
また、救急車は呼んですぐ来てもらえるのかというと、最近では、多くの方が救急車を呼ぶこともあり、救急車が到着するまでには平均7分以上かかっています。仮に呼吸が止まっていたら、救急車を待っている間、放っておくのと心臓が動くように心臓マッサージや人工呼吸を施すのとでは、最悪の場合、生死をわけることにもつながります。
最近では、多くの人が集まる場所に、「AED(自動体外式除細動器)」が設置され、講習さえ受ければ、だれでも使えるようになりました。2007年に東京で開催された「東京マラソン」でも、
素早くAEDを使うことで生命が助かった方がいらっしゃいました。
このように、ふだんから、そしてもちろん災害時にも有効な応急手当ですので、ぜひ、最寄りの消防署や日本赤十字社などの講習を受けておくことをおすすめします。特に乳幼児、高齢者をご家族にかかえる方には必要な技術も教えてもらえますので、ぜひ受けておかれるとよいでしょう。
>> もっとも有効な備えは? もう一度、戻って考えてみましょう。
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