皆さんのご近所にお知り合いがいらっしゃいますか?
ふだんは挨拶程度だったり、回覧板を回したりするくらいしかお付き合いのない、もしくはそれすらない方もいらっしゃるでしょうが、大地震の直後には、そのとき近くにいらっしゃる方々がもっとも頼りになります。
阪神・淡路大震災のような都市部をおそう大地震では、広域で多数の火災や家屋倒壊が発生します。ふだんSOSでかけつけてくれる消防署員や警察署員は、あなたの元にかけつけることはできません。他の誰かに電話をかけようとしても、つながらないでしょう。
>>もっとくわしく
実際、阪神・淡路大震災で、多くの人を救出し、火事を消して延焼を防いだのは、地域住民や消防団の皆さんでした。また、淡路島では、ご近所どうし、この時間帯ならどの場所でだれが寝ているということまで知っていたので、すぐに救助できた例もみられました。
このように、「ご近所に顔見知りの方がいる」のは、大地震に対して、「もっとも」有効な備えとはいえませんが、その後の生活を考えても、とても大事なことになります。
>> もっとも有効な備えは? もう一度、戻って考えてみましょう。
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