2009/レポート1 (取材報告) |
平成21年度新規採用職員研修 「危機管理」 /防災課 その2 |
■ 災害対応を皆で考えてみましょう カードを用いた災害対応ゲームです。質問に対して、各自がYes、Noカードで自分の意見を示し、多数決によって勝者を決定します。といても、実は正解がありません。少数意見も貴重であるという観点から、一人だけの意見だった場合には、ポイントを取得します。(それぞれ、お菓子がもらえます) 全部で3問です。1分間で、各自の意見をまとめ、手元にあるYes、Noカードを一斉に出しあったあと、グループ全体でワークシートを作成してください。意見・問題点を書いていき、最後に班の意見をまとめて書き入れます。1問20分でまとめましょう。 発表は、1から3班は設問3を、4,5班は設問2を、6,7班は設問1です。 <編注> 以下はその発表された班ごとの答で、順に、
としてあります。 ※ このクロスロードについては、以前掲載したレポートがありますので、ご参照ください。 |
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設問1) <6班の発表> a) 6人が配る(Yes)、1人が配らない(No)。 <7班> |
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設問2) <4班> <5班> |
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設問3) <1班> <2班> <3班> |
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【発表を受けての講評】 防災課区民防災第一係 松本義行係長 これは、実際の阪神大震災(神戸)での体験をもとに作られたゲームです。 発表を聞かせていただいたのを受けて、順に解説しますと、まず設問1の配食の問題では、高齢者、子どもから配るといったやり方はよい方法ですし、被災者に対して状況説明を行うことも大事です。 設問2の参集について。公務員として、区民の方の生命を守るため、参集が原則です。 設問3は、さきほどの柏崎市の事例ように、テレビで放映されると物資はどっと集まって来ます。テレビで報道される所とされない所との差が大きいといった側面もあります。 これらの問題に関しては、またそれぞれ職場にかえってから、話し合ってみてください。 |
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講師の皆さん、研修生の皆さん、お疲れさまでした。興味深く拝聴させていただきました。 特に「練馬区をとりまく災害と区職員としての心構え」は、一般の方にも、よい教材になると思いますが、練馬区民が相対しなければいけない敵は、主に大地震と浸水被害です。大地震では、防災課の方が繰り返しおっしゃっていたように、地震に強い家に住み、ふだんから家具が倒れてこないような場所で過ごす必要があります。 浸水被害では、幸い区内には決壊するような川はありませんが、都内の下水道は1時間に水を50ミリまでしか流すことができませんから、当然、1時間に50ミリ前後の大雨で水がたまり、下水に流れていかなくなります。石神井川の水位が増して川から水があふれてくることや、坂道の下で水がたまっていることを把握せずに車で突っ込んで浮いてしまったケースもあります。 後半行われたクロスロードの設問3について少し補足させていただきます。 なお、蛇足ですが、ご講演をうかがいながら、保育士さんたちが学ぶこうした機会があるのなら、子どもたちはふだん通っている保育園等に避難できるようになるとよいな、と思いました。 て、もう実施されてたりして…。(^o^; |
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レポーター |
秋山 真理(ねりま減災どっとこむ) |
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