ねりま減災どっとこむ

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2006/レポート3
(取材報告)

練馬小学校避難拠点運営連絡会/総合訓練(6月25日

 2006年6月25日9時30分から、練馬小学校において、地域住民で構成される練馬小学校避難拠点運営連絡会は、区や学校の防災担当職員と震災を仮定した総合訓練を行いました。今回の訓練の一番の中心は、運営連絡会の執行部、庶務部、情報連絡部、施設管理部、物資配給部、給食部、救護部、避難誘導部、ボランティア調整部といった各部が、実際の地震時の活動を想定して、その検証を行ったことです。

受付時に配られる券。これと引き換えに炊出しがもらえます。大勢いても、番号順に呼ばれるので、並ぶことなく受け取れる良いアイディアですね。身体の不自由な方や高齢者、小さな子ども連れの方などに、とてもやさしい方法です。
子どもたちを中心に、一般の方は映画鑑賞。「とっとこハム太郎のとっとこ大事だ!! 防災訓練」(13分)、「ちびまる子ちゃんの地震を考える」(13分)でしたが、子どもたちからは歓声がわいていました。ビデオは区防災課で貸してもらえます。
プールの水を利用して、高性能の浄水器でろ過し、飲んでみます。(今回は手動で動かしていました)「味も臭いも、全く問題なし」とのこと。アオコがあるようなプールの水でも、浄水器を通すときれいになります。大地震では、断水することもありますので、こういったプールの水や、お近くの防災井戸などが私たちを支えてくれます(防災地図で、近所の防災井戸の場所等を確認しておきましょう。区が協定を結んでいる井戸には、飲み水になる防災井戸と生活酔うしに使うミニ井戸があります)。
炊出しなどを、各部、みんなで力を合わせて行います。今回は、お湯を入れてつくる「わかめご飯」でした。
大地震では停電のため炊飯器が使えませんが、アルファ米のパックは、水さえあれば何とか食べられる優れものです。最近は、量販店とかでも売っていますので、ご自宅でも置いておくことができます。

【その他】
 各部の皆さんが、おのおののご判断で、てきぱき動かれていたのが印象的でした。
 この拠点の代表の方のお話では、このような総合訓練を行うのは、たぶん4年後だろう、とのことでした。

レポーター
秋山 真理(ねりま減災どっとこむ)

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