ねりま減災どっとこむ
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2009/レポート4
(取材報告)

光三小フェスタ〜ファイナル〜 /光が丘第三小学校避難拠点 
光が丘第三小学校校庭にて(10月31日13時00分〜15時30分

 2009年10月31日13時から光が丘第三小学校で「光三小フェスタ〜ファイナル〜」が開催されました。
 光が丘第三小学校避難拠点は、

  • 防災用品の展示と給水袋体験
  • ろ過機手動操作体験
  • 発電機始動体験
  • おにぎり作り体験+アルファ米炊きあがるまで見学
  • 防災クイズ

のコーナーを設け、のべ630人もの子どもたちが訪れました。

光が丘第三小学校避難拠点コーナー
おにぎり作り体験+アルファ米炊きあがるまで見学
おにぎり作り体験。
サランラップでくるんでおにぎり作りましょう
防災クイズ
答えられたら景品がもらえました♪
防災用品の展示等
発電機始動体験。ライトは付くかな?
ろ過機手動操作体験
レバーを動かして、きれいな水を作りましょう♪
 皆さま、お疲れさまでした〜♪ 子どもたちの歓声が飛び交い、全体として大変な賑わいのなか行われました。
 アルファ米では、新しいひじき大豆ごはんを試食させていただきました。また、新型インフルエンザ感染防止のため、ろ過機のハンドル部分をアルコール消毒するといった工夫もなされていました。

 光3小避難拠点によると、発電機は、子どもたちにとって日常的に触れる機会がないためか大変人気があったこと、また、家具を支える「つっぱり棒」を知っている子どもたちが多かったということでした。確かに、小さなお子さんや女の子にもとても人気がありました♪ 充実したご活動となったようです。

 さて、大変悲しいことに、今回が最後の「光三小フェスタ」となってしまいました。
 というのも、このたび光が丘地区8小学校の統合再編が行われることになっていて、8つの小学校が統合されて近い将来新しい4つの学校に生まれ変わることになるからです。このため、地域の皆さんは思いがけず、大きな困惑と心配を抱えることになってしまいました。

 練馬区の防災計画上においては、区立小中学校=災害時の避難拠点という位置づけなので、学校が4つになると、形のうえでは避難拠点も4つに減ることを意味し、光が丘地域の防災力低下につながってしまいます。
 そもそも光が丘を中心としたこの地域は、大きな公園や給水所もあり、災害時には区民あるいは都民の大きな拠り所となる地域でもあります。また、なにより10年以上も地域のために地道に活動を続けてきてくださった避難拠点は、災害時にチームワークよく活動できる人材と力を兼ね備えていますし、都市部で地域コミュニティの重要性が叫ばれるなか、今後もますますコミュニティの核として期待される存在でもあります。

 したがって、区防災課では、もしかすると表面上は組織としての位置づけが変わるといったこともあるかもしれませんが、8つすべての避難拠点が実質今後も変わらず活動・発展できる形をと願い、今後も避難拠点と個別に相談を重ねることにしています。

 とはいえ、まだ先が見えない部分があることから、まだまだ地域の皆さんのご心労をおかけしてしまう状況と推察できます。区にはこれまでどおり避難拠点の皆さんのお気持ち・モチベーションを第一にお考えいただくとともに、活動継続に向けて強力なバックアップをお願いします。

レポーター
秋山 真理(ねりま減災どっとこむ)

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