ねりま減災どっとこむ

TOPページ > 各種防災レポートのトップページ

2007/レポート12
(取材報告)

青少年委員会・旭町小避難拠点・豊渓中避難拠点/親子防災訓練
2月3日9時00分〜13時00分頃)

 2008年2月3日、練馬区こども会事業(青少年委員会)に旭町小・豊渓中避難拠点が協力し、旭町小学校において親子防災訓練が実施されました。突然の雪のなかでしたが、スタッフの皆さんのご尽力によって、訓練とともに住民の皆さんの交流を深める場となりました。
 体育館で光が丘消防署の協力のもと、三角巾を使った止血方法と竹ざおと毛布を使ってつくる担架、消火器の使い方とロープワークをみなが一生懸命に学ぶ一方、ダーツや綱引きといったゲームを楽しみました。(もし、雪でなければ、防災ウォークラリーが行われる予定でした。)

雪にもかかわらず多くのスタッフの方が集合
校舎裏の備蓄倉庫から器材の搬出
体育館で会場設置、ゲームなどが運びこまれました
料理の下ごしらえ
昼食をとる第六出張所にて。雪かきから。お疲れさまです
第六出張所玄関脇の駐輪場を利用して炊出し準備
旭町小学校。赤と白のコントラストがきれいでした。消防車もチェーンを巻いてお出ましでした
教室では集合した親子の皆さんのグループ分け
光が丘消防署による訓練。消火器の使い方から グループごとにローテーション。ここではロープワークを学びます
全員がトライ。難しいかな 堅結びってどんなの?
校長先生もご一緒に。ご参加ありがとうございます

皆さん、うまくできましたね

止血の方法を学びます。まず頭のケガから 腕のケガの止血
ぱらっと解ける結び方も…。ほどけなくて困ることがないように 竹ざおと毛布を使った担架の作り方 その1
その2 毛布の片側をたたむ その3 上に竹ざおを置いて、端を巻く
その4 その上から長いほうをたたむ その5 これで完成
人をのせて運ぶときには、慎重に 一人1本、さらに両脇中央をサポート。計6人で持つことも
おろすときも、足から。頭を打ったら大変です。訓練はここまで ゲームをして身体を動かす。うまく穴に入れることができるかな?
ダーツ。大人も子どもも楽しめました 当ってたかな?
体力に差があってもできるゲームはいいですね クリケットのようなゲーム。穴に点数が書いてあります
一番燃えた?綱引き3本勝負! 本気モードで、子どもは裸足に。
みんな真剣。負けず嫌いが顔を出す?(笑) 勝ちましたっ! 良い勝負でした。
うーん、根性ありました。寒かったね 第六出張所へ移動。身体を動かしたのでお腹がすきました
炊出しも大詰め。移動してきた方に、炊出しをご説明 豚汁の仕上げです
こちらは鉄板焼。お料理メニューにはバリエーションがあって、あたりに良いにおいがたちこめます(笑) 参加者みんなでお食事! 青少年委員会からの予算でステーキあり焼き鳥ありと、豪勢な食事になりました。子どもたちも「美味しいね」と舌づつみ♪
色とりどり。アルファ米の五目ごはんに、豚汁にフランクフルト、漬け物など そのあとで、スタッフの皆さんもお食事。お疲れさまでした。

【感 想】
 雪の予報でしたが、やはりかなりの雪となりました(笑)。寒いなか、お疲れさまでした。
 親子防災訓練として3年目を迎えられたとのことでしたが、豊渓中と旭町小の避難拠点、PTAの皆さんのチームワークの良さが素晴らしかったです。子どもたちを交えた体育館での訓練やレクリエーションでは、光が丘消防署の方の訓練に対して真剣な顔でのぞむ一方、ゲームではスタッフの皆さんのご尽力もあり、楽しそうなたくさんの笑顔を見ることができました。
 そして極め付けはお料理。どれもが、とても心のこもったお料理でした。特に豚汁と鉄板焼が格別でした。ごちそうさまでした。裏方に徹しておられたすべての皆さん、ありがとうございました。

 こうした楽しく美味しく親睦を深めたり、ためになる会が催される所に住んでいらっしゃる方は幸せですね(笑)。拠点が一緒になって活動しているのも、この地域の大きな特徴のひとつですし、こうした顔の見えるおつきあいを続けられることで、災害時の大変な時期もみんなで乗り越えることができると思われます。
 なお、お見受けしたところ、参加者のキャパシティーにはまだ余裕がありそうでしたので、地域の方は、次の機会にはぜひ、積極的にご参加されてはいかがでしょうか。 (*^-^)b

※ 一部の写真には、個人が判別できないようぼかしをかけています

レポーター
秋山 真理(ねりま減災どっとこむ)

(C)2007 MBD co.,ltd. All rights reserved.