【感 想】
通勤、通学をしている皆さん。皆さんは、会社や学校にいるときに大きな地震に見舞われたら、どうしますか?
電車が止まっていたら、徒歩で帰るしかないかもしれません。たとえば、電車で30分かかる距離なら徒歩で5時間とも言われています。
でも、いざ帰るとなると、道中は火災が起きていたり、ビルの窓ガラスや看板、付属物など、落下物が散乱していたりと危険はつきものです。余震によって、ビルのコンクリート片がぱらぱらと落ちてきて、何もかぶっていなければ頭に直撃するかもしれません。ハイヒールなどで靴ずれができて、途中で歩けなくなるかもしれません。
こうしたことから、
最近では情報があまりない時期に、こうした危険をわざわざおかしてまで歩いて帰るのではなく、学校や会社にどどまる選択をしてほしいと言われるようになってきました。家から離れた場所にいても、家族や身近な方の安否確認さえできれば、あなた自身はむしろ会社や学校に留まっていたほうが、ずっとずっと安全だからです。あなたが助かったということは、新たにケガをしたり亡くなる方を防ぐこと、つまり要救助者を1名救助したことに等しいのです。
あなたの通っている学校や会社には、社員や学生全員がその数日間を過ごせるほどの食料や水は置いてありますか? ぜひ、会社や学校全体で、少なくとも3日分程度の食料や水を備蓄しておくようにしてください。
前述したように、こうしたことの前提には、あなたのご家族や身近な方の安否が確認されてこそです。災害用伝言ダイヤルは、ますますその重要性を増してきますし、地震の強い家に住んでいることや、家具が倒れてこないように固定してあるかどうかも問題になってきます。
NTT災害用伝言ダイヤルなどを、使ったことはありますか? 毎月1日、ぜひ、使い方を試しておいてください。
>>災害用伝言ダイヤル171(減災どっとこむ)