【感 想】
炎天下のなか、とても充実した訓練となりました。生徒の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。特に火を使う作業は大変でした。
この訓練は2年目となりますが、関わる方が多いため事前の打ち合わせを何度も重ねて本番にいたるとのこと。でも、その打ち合わせの過程こそが、地域の力をより一層、強くしていっているという様子が垣間見えます。
中学生は、大地震のとき、まず自分と家族の身の安全を確保することが必要になりますが、いざ災害では、手伝いを期待したくなる存在でもあります。地震が起きる時間帯にもよりますが、地域に分散して住んでいる生徒の皆さんが、まず自らと家族の生命を守ったあと、危険から自らの身を守りながら周りの状況に応じた行動ができるとしたら、それは、とても理想的です。生徒の皆さんが大学生、社会人になっても、そうした経験は必ずいきてきます。そうした意味でも、今回、生徒の皆さんの動きを頼もしく拝見しました。
また、個々の生徒やPTAの皆さんが住んでいる地域や通学路にあたる区域で、 の訓練にのぞめたら、さらに可能性が広がるのかなと、感じました。訓練区域外にお住まいの生徒さんも多数、いらっしゃると思いますが、ふだんの生活圏で訓練をしてご近所の皆さんと顔見知りになることができれば、防災のみならず、ふだんの防犯などにも大きな力となります。今回のような訓練は、日々の生活のなかで、ご近所どうしが世代、学年を超えて顔見知りになる良い機会になると思われます。
実際にグループ分けをするとしたら、学年を超えた人数の調整など、困難な作業と想像されますが、可能であれば、ご一考いただけるとうれしいところです。