ねりま減災どっとこむ

TOPページ > 各種防災レポートのトップページ

2006/レポート9
(取材報告)

大泉西中学校/平成18年度セフティ教室(この一環として体験学習)
9月25日13時20分〜14時30分

 2006年9月25日、大泉西中学校は、セフティ教室(非行・犯罪防止)の一環として、
  ○ 防災訓練を通して災害時の対応などについての体験学習をする
  ○ 体験学習を通して地域の方や関係機関との交流を深める
を目的として、 1年生(162人)に対して体験学習を行いました。体験学習では、拠点運営連絡会、防災課、石神井消防署が協力のもと、班にわかれて無線機と車椅子体験、ろ過器と消火器訓練、搬送訓練、救急処置(三角巾)、トイレの組み立てと撤収をおこないました。

阪神・淡路大震災当時のビデオ等を見ながら、地震の恐さを知ります。短時間のものでしたが、「迫力に驚いた」という声が聞かれました。
三角巾を使って、頭や足にできた傷の保護の仕方等を練習します。楽しみのなかにも、真剣さがありました♪

無線機体験(1)
電話が使えないとき、無線機も一つの通信手段になります。

無線機体験(2)
2部屋を使って、交互に通信。
「どうぞ」と最後につけて、順番に話します
トイレ組み立て訓練(1)
中学生は、力があるので、安心して見てられます
トイレ組み立て訓練(2)
ホロを付けて、外から見えないようにしたら完成
< 参考> 減災どっとこむ  
水が出ないと? 一番、困るのはトイレ
ろ過器を手動で動かすと、濁った水が
きれいな水になって出てきます。
フィルターが茶色く濁っています。プールの水も、きれいにろ過されます。念のため煮沸をすれば殺菌は万全!
搬送訓練(1)
毛布1枚と竹の棒2本で簡単な担架作り
搬送訓練(2)
毛布の4つの角を固く丸めて、負傷者を運ぶ方法を学ぶ
消火器訓練(1)
初期消火が最も大切。地震のあとは、近所で火が出てないか、確認してください
消火器訓練(2)
街角の消火器のある場所を確認しておこう♪
<参考> 減災どっとこむ消防車も救急車も来ない?
車椅子体験(1)
始めはこわごわだった車椅子でしたが、訓練が進むにつれて、短時間で慣れました。さすがですね♪
車椅子体験(2)
段差を利用した訓練。乗ってみると、人に任せているという恐さが実感できます。やさしく押してあげましょう♪

【感 想】
 当初は、体験学習の時間が短いことから心配もされましたが、生徒の皆さんは一生懸命、それぞれの訓練に取り組んだこともあり、全くそれが気にならないほど、スムースに行われました。これは、学校と拠点運営連絡会が、日頃から意思疎通をはかっている成果ともいえそうです。
 中学生は、災害時には、ひとつの大きな戦力です。大西中学校は、防災に対して大変、理解があるので、これから益々、充実した訓練が行われることが期待できます。PTAの皆さんも見学にいらしてましたが、ぜひ、避難拠点運営連絡会にお入りいただいて、生徒と保護者、学校、拠点が一体となった医療救護所の訓練などができるといいな〜、などと、個人的には勝手に期待しております♪
※ 生徒の皆さんの顔がはっきりと識別できないように、あえて解像度を落としている写真があります。ご了承ください。

レポーター
秋山 真理(ねりま減災どっとこむ)

(C)2006 MBD co.,ltd. All rights reserved.